吉沢譲治さんのこと

或る雑誌の編集者によれば、突然名前が消えた吉沢譲治さんについて、いまはどうしているのかと継続的に問い合わせがあるとのこと。 実は私、今年(2017年)の4月末、吉沢さんに会ってきました。

私と吉沢さんの出会いは、吉沢さんの『日本最強馬 秘められた血統』(PHP研究所)を読んだ際、出版社のPHP研究所に、 「吉沢さんの著書をいくつも読ませて頂きましたが、吉沢さんは、優れた能力の競走馬が突然出現することを遺伝子の『突然変異』に帰結してしまい、 この言葉を多用してしまっているような気がします」 と僭越な手紙を出したことがきっかけでした。

その際は返事は頂戴できなかったのですが、その後、あることがきっかけで吉沢さんと接点ができ、それ以来とても懇意にさせて頂きました。 吉沢さんが市販誌の編集部から寄稿依頼を受けた際、お忙しかったようで私をピンチヒッターに指名して下さり、これにより私の執筆機会が拡がりました。

ここでは詳細は書けませんが、吉沢さんは現在、精一杯の闘病中で、日々頑張ってらっしゃいます。そのことだけは皆様にお伝えしたかったし、 お伝えしなければと思った次第です。

(2017年9月22日記)

『日本最強馬 秘められた血統』を再読したのですが、この本には「突然変異」の話は見つからなかったので「あれ?」と思ったのですが、 よく考えると、この本の内容に感動した旨を書いた吉沢さんへの手紙に上記の旨を付記したのでした。

(2023年3月22日追記)


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