『サラブレッドの血筋』の第4版発行に向けて(その3)
拙著の第3版を発行してから間もなく丸4年。ずるずると第4版の発行が遅れてしまったことは、(その2) に書いたとおりです。
ようやくここに来て本腰を入れており、なんとか6月初旬までには完成させ、6月下旬には日高の生産地に行商に……ともくろんでいるのですが。
(その2) にも書いたとおり、次版は和文版と英文版を別々に作成します。
和文版のみならほぼスケジュールどおりにいくと思うのですが、別途英文の原稿も全て自分で書くので、
まずは和文版を完成させ、若干のタイムラグをもって英文版の完成となるかな、ととりあえずは思っています。
第3版を購入してくださった海外の方々の国は、UAE、オーストラリア、アメリカ、イギリス、アイルランド、トルコ、スペインであり、
他にアルゼンチンからの引き合いもあったのですが、現地の小包配送事情の悪さから、送付できなかったという残念なこともありました。
第4版については、有難くもすでにアイルランドの馬主とおぼしき方から「5冊買うから発行はいつだ?」という問い合わせのメールも頂戴しており、
いい意味でのプレッシャーがかかっています。よって可能な限り、英文版も和文版との同時完成を目指したいです。
各章のタイトルは、第2章だけちょっと考え直して以下を考えています。
第1章 母系の意義
第2章 近親交配と遺伝的多様性
第3章 求められる遺伝学的視点
第4章 今後の生産界
第5章 メディアの使命
自作本は出版社から上梓のものとは違い、挿入する図表のレイアウトなどを含めて全て一人で練らねばならず、これが試行錯誤の連続なのです。
たとえば、こちら と こちら はこのような構図でいいのか、
表は枠を付けた方が見やすいのかな?……などと悩み出したらきりがなくなります。
ちなみに、上記リンク先に記載したデータの最終確認はまだであり、文章も含めて差し替えるかもしれません。
拙著のメインとも言うべき今世紀生まれの世界のGI馬を網羅した母系樹形図は、文字を縮小しますので、
第3版の こちら は第4版では こちら のようになり、レイアウトの「こま切れ」も少なくなり、
スッキリすると思います。
引き続き頑張って参ります。
(2025年2月2日記)
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