遺伝学的にも興味深いシラユキヒメの白い一族(その7)

「遺伝学的にも興味深いシラユキヒメの白い一族」と題したものは、ソダシとメイケイエールがデビューした2020年に(その1) を書いて、ママコチャがスプリンターズSを勝った昨秋に(その6)を書きました。今回はその続編です。

先週、私にとっては実は初めての中京競馬場に行って参りました。高松宮記念です。どうしてもメイケイエールのラストランを見届けたくなりました。 この一族に対して遺伝学的にも興味深く思ったきっかけは、ソダシ以上にメイケイエールにある旨は(その1)に書きました。 今般競馬場では、知人の馬主のご厚意を受け、特別な席より観戦させていただきました。 パドックも馬主エリアから、シラユキヒメ牝系の「鹿毛の2頭」たるメイケイエールとママコチャを至近距離で眺めました。

そのパドックの馬主エリアでふと横を見ると、愛馬ディヴィーナを参戦させていてる大魔神佐々木さんがいたのですが、さすがにデカい。 パドックの輪の中に佐々木さんは入っていったのですが、雨のためにJRAより支給された雨合羽があまりに窮屈そうで、丈も短くて、まるでミニスカートのよう(笑)。 先月のフェブラリーSは592キロで出走し、昨日のドバイゴールデンシャヒーンでは2着に入った巨漢馬ドンフランキーの人間版か! 失礼しました……。 この日は加奈子夫人はいませんでしたが、「小説 『ミトコンドリア……偉大なる母の力』」 では佐々木さんと加奈子夫人の話を勝手に盛り込みましたので、どうかお許しください。

ちょっと話が脱線しましたので戻します。ご存じのとおり結果は、ママコチャが8着でメイケイエールが9着と前後に入線しました。 ママコチャはまだまだこれからに期待ですが、本当にメイケイエールさん、お疲れ様でした。 帰宅が遅くなってしまうので引退式は見ずに競馬場をあとにし、引退式が始まる頃にはすでに名古屋駅の在来線ホームで、名物のきしめんを堪能しておりました。

今世紀生まれのGI馬に下線を付して加筆している我が母系樹形図。 ソダシ、ママコチャに次いで こちら に、同じく下線を付してメイケイエールの名を加えることは叶いませんでした。 が、いまは無事に元気な仔を産んでもらいたいと思いますし、もしもその仔がGIを勝つことがあれば、メイケイエール自身に下線は付しませんが、 彼女の名を加筆することができます。

また、この一族で真っ先に重賞を勝ったハヤヤッコは、今日の大阪杯はさすがにブービー人気で12着でしたが、 種牡馬になったなら、非常に面白い存在だと私は思っており、なんとか道が開ければと思っているのです。

シラユキヒメ一族に対する遺伝学的見地からの現時点での我が見解は、本コラム欄や拙著で書き切ってしまったことからも、今回はとりとめもない話に終始してしまい、 申し訳ありません。新たな発見や、この牝系における新たな活躍馬の出現があれば、また続編を書きますので、よろしくお願いします。

(2024年3月31日記)

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